Even G2向け中継構成とEven Terminal互換サーバーの調査
2026年6月24日
今日の作業
今日は、Even Realities G2を使ってローカル環境のAIへアクセスするための構成を調査・検証しました。
主な対象は、iPhone中継アプリ案、Discord経由の連携、Tailscale経由の接続、Even Terminal互換サーバーです。
iPhone中継構成の確認
Mac miniを常時持ち出せない前提で、iPhoneを中継端末として使えるかを確認しました。
当初は、G2のマイク入力をiPhone側で受け取り、DiscordやBLEを経由してMac mini側へ送る構成を検討しました。ただし、実際の接続経路を整理すると、Tailscaleはネットワーク到達性を確保する役割であり、G2との直接的なブリッジそのものではありません。
そのため、G2、iPhone、Discord、Mac mini、Tailscaleの役割を分けて整理しました。
- G2: 表示端末、または入力端末
- iPhone: Even HubやDiscordを動かす中継候補
- Discord: テキストや操作指示の受け渡し
- Tailscale: 自宅側サーバーへ安全に到達するためのネットワーク
- Mac mini / Mac Studio: ローカルLLMや互換サーバーの実行環境
実機での表示確認
Even G2側で、画面表示の確認を進めました。
ホーム画面やテキスト表示の状態を確認し、表示自体はできることを確認しました。一方で、入力欄への反応や音声入力については不安定でした。
確認できたことは以下です。
- G2側にテキスト表示が出るケースがある
- 入力したテキストが画面に表示されるケースがある
{"status": "ok", "brain": "codex"}のような応答確認はできた- 音声入力は期待通りに動かない場面があった
- G2側に何も表示されない場面もあった
このため、iPhoneアプリ内だけで完結する方式ではなく、Even Terminal互換サーバー側の仕様を確認する必要があると判断しました。
Even Terminal互換サーバーの調査
Even G2からローカルLLMへ接続する事例として、Even Terminal互換サーバーの情報を調査しました。
調査対象は、even-terminal-pi、@evenrealities/even-terminal、Even Hub SDK、開発者向けドキュメント、互換サーバー実装に関する公開記事です。
確認した観点は以下です。
- Even Terminalがどのようなサーバーインターフェースを期待しているか
- HTTPエンドポイントやSSEイベントの形式
- カスタムサーバーURLを指定できるか
- Even Hub WebView上のプラグインなのか、ネイティブアプリなのか
- ローカルネットワークやTailscale上のサーバーへ接続できるか
- G2からローカルLLMへリクエストを流す場合の制約
分かったこと
G2連携では、単純にDiscordやTailscaleをつなぐだけでは不十分で、Even Terminal側が期待するプロトコルに合わせた互換サーバーが必要です。
特に重要なのは、G2がどの経路でサーバーへアクセスするかです。WebViewプラグインの場合、ローカルIPやプライベートネットワークへのアクセス制約を受ける可能性があります。一方で、ネイティブアプリや公式のTerminal実装であれば、設定されたサーバーへ直接アクセスできる可能性があります。
このため、次の実装では、既存のローカルLLMを直接G2へつなぐのではなく、Even Terminal互換のHTTP/SSEサーバーを中間に置く構成が現実的です。
残課題
今後の作業は以下です。
- Even Terminal互換サーバーのエンドポイント仕様をさらに確認する
- G2側から任意のサーバーURLを指定できるか検証する
- Tailscale経由でMac mini上の互換サーバーへ到達できるか確認する
- 音声入力がどこで失敗しているかを切り分ける
- ローカルLLMへのリクエスト形式を互換サーバー側で吸収する
- G2への表示文字数や更新頻度の制限を確認する
今日は、G2とローカルLLMを接続するための候補構成を整理し、iPhone中継案だけではなく、Even Terminal互換サーバーを中心にした構成へ調査対象を移しました。
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